2012年5月8日火曜日

セブの12ヶ月



1。第2橋工事開始延期

明日2日から開始予定だったマクタンーセブ第2橋(Marcelo Fernan bridge)の工事が延期された。

新たな開始日は決定されていないが、早くとも5月下旬と予想される。

延期の理由は、公共事業道路省セントラルビサヤ局Department of Public Works and Highways (DPWH) -7の杜撰な計画と根回しゼロの仕事の進め方。

昨日4月30日マクタンーセブ橋管理委員会Mactan Cebu Bridge Management Board (MCBMB) が開催され、議長のガルシアGarciaセブ州知事が延期を指示。

これを受け公共事業道路省セントラルビサヤ局は延期を決めた。

ガルシア議長は公共事業道路省の4車線のうち2車線を閉鎖する案を拒否(飛行場利用の観光客の多い夏休みの観光産業に打撃ーフィリピンの夏休みは4月と5月)。

議長は、工事期間中の交通制御の詳細を決めてから工事を開始せよ、とも述べている。

また、管理委員会に連絡もせずマスコミに工事開始をリークしたことに対して礼儀知らずと非難している。

(工事開始がマスコミから流れた日、マクタン島のラプラプ市長も"何も聞いていない"と大いに慌てて怒っていた。)

管理委員会で、メンバーの空港当局者Mactan-Cebu International Airport Authorityから工事期間中の車の流れをどう見ているかとの質問に公共事業道路省は明確に答えられなかったともいう。

修復工事の原材料や部品は韓国から19日にセブに到着で、それから通関作業が始まるともいう。

また、マンダウエ市は5月8日メインで2週間のに祭りの予定(4月28日キックオフ5月12日終了)があり、工事開始の延期を希望していた。

管理委員会は新たにテクニカルワーキンググループTechnical Working Groupをつくり、これが修理プランや交通制御案を作成し16日に管理委員会へ提出することになった。

2。偽札は灯油臭い

昨日4月30日朝セブ州Sogod 町(セブ島北部、セブ市より61キロ北)において、偽札使用の4人が逮捕された。

犯人のうち3人はセブ市、1人はマンダウエ市居住で、偽札は灯油の臭いがするという。

犯人はBorbon町(Sogod 町の22キロ北)で缶詰食品、酒、飲料、たばこの購入で偽札を使ったが、店主が偽札と気づき、犯人はタクシーで南へ向かった、と通報したもの。

この他に偽札をつかまされたという被害届が数件出ているという。

逮捕された彼等の持っていた偽札は1000ペソ(約2000円)紙幣24枚、500ペソ(1000円)紙幣52枚。

犯人の一人はセブ市のハコサレム通りD. Jakosalem St.(ビリヤードのテンプテーションがある、マンゴーアベニューから海岸の市役所まで続く)で、偽札を額面の1割の価格で購入したという。

偽札は鑑定、確認のためマニラの中央銀行Bangko Sentral ng Pilipinasへ送付された。

(5月1日)


大恐慌時の移民の人々の思考
3。警官8人薬物検査陽性

昨日2日セブ市警察が27人の警官に対して抜き打ちの薬物検査を実施したところ、8人の警官が陽性だったとのこと。

検査は尿検査。薬物は全員違法覚醒剤。

この覚醒剤は、使用頻度等によって異なるが通常使用後3~4日間であれば身体に残るそうだ。

研究所における最終確認で陽性と判定されれば、重大不良行為による免職になりうる。

検査対象の警官は各警察署長が指名した。

セミナーの開催ということで招集された不意打ちの検査であったという。

最近のセントラルビサヤ管内の警官260人対象の抜き打ち検査では9人が陽性で、4人が既に免職となっている。

(行政告発において本人が否認し引き延ばし戦術を取った場合、判決を得るのに長期� ��かかるらしい)。

セブ州における昨年21人対象の抜き打ち検査の際にはTuburan(セブ島北部の町、西海岸)警察署の婦人警官が1人だけ研究所検査も含め陽性となり、行政告発されているという。

なお、先月の公共輸送機関運転手(バス、ジプニー、タクシー)に対する抜き打ち検査では63人中13人、3月の検査では50人中5人が陽性であった。

4。規格適合ヘルメット義務づけ

オートバイの運転手と同乗者に対する規格適合ヘルメットの着用義務づけ法Republic Act 10054 or the Mandatory Helmet Act of 2010の共同省令は、昨年12月26日に公布、今年1月30日施行されているが、現在は周知期間と位置づけ、7月30日から違反者の取り締まりを厳重に実施するという。

(トライシクルtricycle運転手は適用除外)

罰金は、1回目1500ペソ(約3000円)、2回目3000ペソ、3回目5000ペソ、4回目1万ペソ。回数が増えれば、罰金に免許停止又は免許取り消しが付加される。

フィリピン製品標準局 Bureau of Product Standardsは、国内生産品品質認証マークPS marks、Philippine (National) Standards又は輸入品品質認証マークICC marks ,Import Commodity Clearanceの付いた規格適合ヘルメットの着用を強く訴えている。

規格適合ヘルメットの製造者と輸入者への義務づけもあり、製品には上記認証マークを付けなければならない。

違反者の罰金は1万ペソ(2万円)から2万ペソ。

法令施行の1月30日以後に製造された又は輸入されたヘルメットには上記認証マークが付いているが、それ以前のものの所有者は貿易産業省(DTI)へステッカーを貰いに行けとのこと。

(注)共同省令~運輸通信省Department of Transportation and Communication (DOTC)と貿易産業省Department of Trade and Industry(DTI)。

(5月3日)

5。閉鎖銀行は退職庁認定銀行だった

4月下旬経営破綻したExport and Industry Bank (EIB)は、2年前までフィリピン退職庁Philippine Retirement Authority (PRA)の認定銀行だったそうだ。


どのような国は私たちに彼らのオイルをお持ちですか?

本日4日のマニラ新聞(無料閲覧部分)によると、特別居住退職者ビザspecial resident retiree's visa (SSRV)を取得している同行への預金者は日本人9人を含む約80人おり、合計預金額は6千万ペソ(約1億2千万円)を超えるという。

(フィリピンの預金保護は上限が50万ペソ(約100万円))。

退職庁は、退職者ビザ保有者の最大5万米ドルまでの保険請求に応じるよう預金保険公社Philippine Deposit Insurance Corp. (PDIC) に要請することにより救済する、としているらしい。

そして、預金者の退職者ビザが消滅することもないとしている。

経営破綻したExport and Industry Bank (EIB)に預金している80人のアジア人の内訳は、中国人25人、韓国人10人、日本人9人、インド人4人、残りは米国人と英国人その他。

日本人の退職者ビザ取得のための預金であるが、5万米ドルの人も居れば2万米ドルの人もいるとのこと。

退職庁は、"Export and Industry Bank (EIB)は認定銀行から外れた"と随分前に退職者に通知したとしているが、記者のインタビューを受けた日本人は、そんな通知などなかったと言っている。

また、退職庁は、預金を他行に移せ、と勧めはしなかったともしている。

退職庁は、退職者ビザ保有者のExport and Industry Bank (EIB)への預金を政府系のフィリピン開発銀行Development Bank of the Philippines (DBP) へ移すことにしているという。

6。薬物汚染警官は異動となり武装解除

2日セブ市警察の抜き打ちの薬物検査で陽性となった8人の警官は、昨日3日各警察署のポストを外され市警察の本部へ異動となり、武装解除を受けたという。

(注)セブ市警察の本部Cebu City Police Office (CCPO) headquartersは、ゴロルドアベニューGorordo Ave. の南端(マンゴーアベニューMango Ave. にぶつかる)のアヤラ側のCamp Sotero Cabahug にある。

研究所での検査で陽性が確認されれば免職になるであろうとのこと。

ここ2~3年でセントラルビサヤ警察管内では6人が薬物汚染の不良行為で免職となっているらしい。

また、セントラルビサヤ管区警察本部は、薬物汚染警官に若い者が多いということは採用方法に問題がある、とも認めている。

不良行為警官の排除は、街の治安維持向上の前提条件であるから、強力に推進してほしいもの。

(5月4日)

7。銀行閉鎖に関する説明会

セブ市当局は、4月下旬経営破綻したExport and Industry Bank(セブ市に2支店)の預金者に対し預金保険公社Philippine Deposit Insurance Corporation (PDIC)への預金保険の請求方法に関する説明会を開催したいとしている。

説明会には預金保険公社と中央銀行Bangko Sentral ng Pilipinas (BSP)から人を招きたいとのこと。

また、この2年で3銀行が閉鎖されているので中央銀行からそれらの閉鎖理由と、今後銀行閉鎖を引き起こさない対処政策を説明してもらいたい、としている。


ここで、iは新聞雌硫黄、 LAを見つけることができます

(今回のExport and Industry Bankの他、Banco Filipino Savings and Mortgage Bank(セブに多くの預金者がいたという)とLBC Development Bank(セブに1支店)が閉鎖)。

そして、銀行閉鎖は預金者だけでなく皆の関心事で、銀行の信用が大切なのだから、と強調。

なお、フィリピンのペイオフ(預金保護)上限は50万ペソ(約100万円)であるが、Export and Industry Bankの経営破綻時の報道によると、1万ペソ(2万円)未満の小額預金者にはあまり複雑な申請手続きなしで早期に払い戻されるとのこと(1万ペソ未満が全体の62%)。

1万ペソ以上の預金者は、指定の申請書による払い戻し手続きが必要で、払い戻し時期も7月以降になりそう、とのことだった。

8。電気代の偽集金人

セブ市で配電会社ヴェコVisayan Electric Cooperative
Incorporated(VECO)の集金人を装った者に電気代金をだまし取られる被害が発生しているらしい。

被害者は、VECOから(未払いを理由とする)電気供給切断の事前通知を受け取り詐欺に気がつくという。

被害者は多いらしく、新聞報道もあったし、ヴェコ(VECO)のホームページでも注意喚起している。

ヴェコ(VECO)は、ヴェコが直接支払いを受けるのは正規の集金センターだけであり、戸別訪問する集金人は存在しない、と注意を発している。

偽集金人は、割引が受けられると話しをもちかけ、領収書と共に小切手を渡すらしいが、その口座にはほとんど残高が無いらしい。

セブ市におけるヴェコの集金センターは2カ所のみ。

SMモール3階のサービスセンターとTalamban集金事務所(カントリーモール� ��イサノを過ぎて真っすぐ北に向かうと道路右側にある)。

(5月6日)

9。マンダウエ市祭りの道路閉鎖

4月28日キックオフで始まった2週間のマンダウエ市の祭りであるが、今日8日が祭りメインの日である。

マンダウエ市祭りは、市の守護聖人、聖ヨセフSt. Joseph the Worker, the city's patron saint(マリアの婚約者、夫、イエスの養父。職業は大工、家具職人。カトリック教会では労働者の守護聖人とされている)を崇めるもの。

マンダウエ市警察では市内各地に150~200人の警官を配置するという。

また人々に、宝飾類を身につける等は犯罪を誘うので慎め、と呼びかけている。

本日次の7本の主要道路が祭りのため閉鎖される。

S.B. Cabahug St. corner A.C. Cortes Ave. up to S.B. Cabahug St. corner A. Soriano Ave。

C. Ouano St. corner Plaridel St. up to C. Ouano St. corner S.B. Cabahug。

St. P. Burgos St. corner A.C. Cortes Ave. up to Burgos St. corner A. Soriano Ave.。

Gomez St. corner B. Ceniza St.。

A. del Rosario St. corner B. Ceniza St.。

Zamora St. corner P. Burgos St.。

U.M. Seno St. corner P. Burgos St.。

明日の晩は花火が打ち上げられる。

10。また日本人連れ去り強奪


マニラ新聞によると、首都圏マニラ市エルミタErmita地区で4日、日本人男性(44)が警官を名乗る男性2人組に言い掛かりをつけられ、一般車両で連れ去られて現金6千ペソ(約1万2千円)を奪われたそうだ。

ゴールデンウイーク連休中の4日から5日にかけては、観光などでフィリピンを訪問した他の日本人男性4人も強盗、窃盗被害に遭っているとのこと。

上記エルミタ地区の4日の事件の犯人が偽警官か本物警官かはまだ不明であるが、首都圏警察マニラ市本部第5分署Manila Police District Station-5の現職警官による日本人等外国人に対する恐喝事件が相次いだため、同署は最近、署員による外国人事件の捜査を事実上禁止したそうだ。

外国人が被害者や加害者になるすべての事件を首都圏警察マニラ市本部へ引き渡すよう署内に命じたとのこと。

マニラ市エルミタ地区では4月5日、日本人ビジネスマン(53歳)が警官の制服を着た3人組に連れ去られ、現金約30万円と貴重品とで合わせて70万円相当を奪われているが、この時の犯人は偽警官ではなくマニラ市本部第5分署所属の現職警官であった。

そしてこの犯人たちは、4月7日2人の韓国人を恐喝した事件(2万ペソ(約4万円))の犯人でもあるとされている。

また、マニラ市エルミタで3月19日にフィリピン人女性(17)に性的暴行を加え� �として、日本人男性(40)が逮捕、起訴された事件については、同じくマニラ市本部第5分署所属の警官と女性による捏造だったことが判明している。

この時、この男性は告発しない見返りとして100万ペソ(約200万円)を要求されている。

(100万ペソ要求に従わず起訴されたが、裁判所に被害者とされる女性が現れなかったので公訴棄却となっている)

在フィリピン日本大使館は、昨年夏以降マニラ首都圏において,日本人が警官の制服を着用した2~3人組に言いがかりをつけられ,金品を奪い取られる事件が発生している、としていた。

(5月8日)

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